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「外国人の志望動機は、何を書けばいいですか?」

外国籍の方の転職では、志望動機でつまずくケースが少なくありません。

特にありがちなのが、「日本が好き」「給料を上げたい」「有名企業だから」で終わってしまうことです。

もちろん、それ自体が悪いわけではありません。ただ、採用側が本当に知りたいのは、なぜ日本で働きたいのか、なぜその会社なのか、入社後に何を実現したいのかです。

この記事では、採用人事とIT職種特化の転職エージェントの両方を経験した立場から、外国籍の方が志望動機を作るときの考え方、企業側の評価ポイント、NG例と改善例を解説します。

外国人の志望動機で企業が見ている3つのこと

1. なぜ日本で働きたいのか

外国籍候補者の場合、日本で働く理由はよく確認されます。

企業側は「日本で長く働く意思があるか」「一時的な転職ではないか」を見ています。

「日本文化が好きです」だけでは弱くなりがちです。

たとえば、

「日本での開発経験を通じて、チームで品質を高めていく文化に魅力を感じました。今後は日本で長くキャリアを築き、設計やリード業務まで経験を広げたいです」

といった形で、仕事とキャリアにつなげると説得力が出ます。

2. なぜその会社なのか

「日本で働きたい」と「その会社で働きたい」は別の話です。

企業側からすると、どこでもいいように見える志望動機は評価しづらいです。

求人票、事業内容、仕事内容、技術環境、プロダクト、今後の事業方針などから、自分の経験と接点がある部分を探してください。

3. 入社後に何を実現したいのか

志望動機は「入りたい理由」だけでなく、「入った後どう貢献するか」まであると強いです。

たとえば、

  • これまでのバックエンド経験を活かしたい
  • 日本語力を活かして上流工程に挑戦したい
  • 海外チームとの橋渡しをしたい
  • 特定業界の知識を深めたい

といった形で、自分の経験と次の会社での役割をつなげましょう。

外国人の志望動機でよくあるNG例

NG例1:「日本が好きだから」だけで終わる

NG例:
「日本の文化が好きで、日本で働きたいです」

気持ちは伝わりますが、採用側からすると「なぜ当社なのか」がわかりません。

改善例:
「日本での就業経験を通じて、チームで品質を高める働き方に魅力を感じました。今後はその経験を活かしながら、御社の○○領域でより上流の業務にも挑戦したいと考えています」

NG例2:「給料を上げたい」が中心

NG例:
「今より給料が高い会社で働きたいです」

年収アップは自然な希望ですが、それだけだと「もっと高いオファーが出たらまた辞めるのでは」と不安を持たれることがあります。

改善例:
「待遇面も転職理由の一つですが、それ以上に今後は設計や顧客折衝まで経験を広げたいと考えています。御社では○○の業務に携われるため、これまでの経験を活かしながら成長できると考えました」

NG例3:「有名だから」「大企業だから」

NG例:
「有名な会社なので志望しました」

改善例:
「御社は○○領域で事業を拡大しており、私がこれまで経験してきた△△と接点があります。特に□□のポジションでは、これまでの経験を活かしながら新しい領域にも挑戦できると考えています」

志望動機は4ステップで作ると整理しやすい

  1. 日本で働きたい理由
  2. 今回転職したい理由
  3. その会社を選ぶ理由
  4. 入社後に活かせる経験・やりたいこと

この4つがつながっていれば、志望動機に一貫性が出ます。

逆に、「日本が好き」「給料を上げたい」「御社は有名」という話がバラバラだと、企業側はキャリアの軸を理解しにくくなります。

ITエンジニアの志望動機例

たとえば、外国籍ITエンジニアなら次のように整理できます。

「現職ではバックエンド開発を中心に担当してきました。日本での開発経験を通じて、今後は設計やチームリードにも役割を広げたいと考えています。御社では○○サービスの開発を拡大しており、これまでのJava・AWSの経験を活かせると感じました。また、現職でも日本語で会議やレビューを行っているため、その経験を活かしながら、将来的には上流工程にも挑戦したいです」

大事なのは、丸暗記ではなく、自分の経験に置き換えることです。

面接では志望動機と転職理由を分けて考える

外国籍の方に限りませんが、志望動機と転職理由が混ざってしまう人は多いです。

転職理由は「なぜ今の会社を離れたいのか」。志望動機は「なぜ次の会社を選ぶのか」です。

この2つが自然につながっていると、企業側は納得しやすくなります。

面接でよく聞かれる質問については、外国人の転職面接でよく聞かれる質問7選|企業側の意図・NG回答・改善例も参考にしてください。

転職回数が多い場合は「次はなぜ長く働けるか」も入れる

短期離職や転職回数が多い場合、志望動機だけではなく「今回はなぜ長く働けるのか」まで説明できると安心感が出ます。

たとえば、「これまでの転職を通じて、自分が長く働くためには○○が重要だと理解した。次の会社ではその条件を満たしているため、長期的に働きたい」といった形です。

詳しくは、外国人は転職回数が多いと不利?日本企業が短期離職を警戒する理由と伝え方で解説しています。

まとめ:志望動機は「日本・会社・キャリア」をつなげる

外国籍の方の志望動機では、単に「日本で働きたい」だけでは十分ではありません。

なぜ日本か、なぜその会社か、入社後に何をしたいか。この3つを自分の経験とつなげることが大切です。

企業側は、きれいな日本語よりも、理由に一貫性があるか、入社後のイメージが持てるかを見ています。

外国籍の方の転職全体については、外国人は日本で転職しにくい?採用担当・転職エージェントが本音で解説も参考にしてください。