転職活動を進めるにあたって、エージェントをどう使うかは大きなテーマです。
一口に「転職エージェント」と言っても、両面型と片面型の2種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

私は片面型エージェントとして活動していますが、両面型エージェントとも競合する立場なので双方の特徴を理解しています。結論から言えば、両者を併用するのが一番賢い使い方です。

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両面エージェントと片面エージェントの違い

端的に言えば、

両面エージェント:狭く深く

片面エージェント:広く浅く

という特徴を持っています。

両面エージェントの特徴

メリット
・企業と商談している担当者がそのまま求職者対応をするため、情報の解像度が非常に高い
・エージェントによる当たり外れが少なく、質のバラつきが比較的少ない

デメリット
・扱える求人が限られるため、提案の幅が狭い

※両面はハイクラス向けエージェント社に多いのが特徴です。役職付きや高年収帯の求人で強みを発揮します。

片面エージェントの特徴

メリット
・求人の数と幅が圧倒的に多い
・CA(候補者担当)とRA(法人担当)の役割が分かれており、スピード感ある提案が可能

デメリット
・情報の解像度は両面型に劣ることがある
・法人担当のインプットレベルが低いと頼りなく感じることもある(その場合は担当変更を依頼するのも手)

※片面は大手エージェントに多いのが特徴です。
 数を打ちながら広くチャンスを探したい場合に適しています。

どう併用するか?

おすすめの流れは以下です。

両面エージェントで企業研究の型をざっくり習得しつつ、面接準備をしっかり行う

片面エージェントで幅広く求人応募を進め、チャンスを最大化する

両面で「深さ」を押さえ、片面で「広さ」をカバーする。この組み合わせが最も合理的です。

まとめ

両面・片面にはそれぞれ強みと弱みがあります。
大切なのは、「どちらが良い/悪い」ではなく「どう使い分けるか」です。

転職活動は一度きりの勝負。エージェントの特徴をうまく掛け合わせることが、成功への近道です。